我が家の弟分猫、5歳、オス。
推定で生後4ヶ月のとき、家の前の道の真ん中で動かなくなってたのを保護した。
(実は、兄貴猫も同じく推定生後4ヶ月のころに、我が家の庭に迷い込み、そのまま一晩居座ったのを保護。)
しかし、この弟猫は困った癖があった。
布を食べるのだ。
布巾、スポンジ、タオル、毛布、こたつ布団、そして服に靴下。
犬がクッション齧るとか聞いたことあったけど猫が?私はパニックだった。
しかも齧るだけでなく、がっつり飲み込む。
ネットで調べて、ウールサッキングというのだと知った。
動物病院で相談しても、ネットで見ても環境整備が一番だと。
おかげで、服の脱ぎっぱなしも家族でやめ、洗濯物は取り込んだらすぐ畳んでタンスへ。
台所も布巾はやめて使い捨てダスターへ。
スポンジはシンク下へいちいち隠した。
手拭きタオルは高い所へ吊った。
クッションも座布団もやめた。
おかげで部屋はどんどんシンプルになった。
こたつ布団は、齧られた所を繕ってたらパッチワーク柄になったっけ。
毛布は今でも少し穴が開いてる。
そして、食べた布を排泄するか、吐くまで心配もした。腸で詰まったら手術だ。
しかし、布を飲み込むだけあって食道も腸も太いのかいつも詰まらず、吐くか出した。
でも、えづきながら苦しそうに吐く様子は見てて泣けてきた。
ウールサッキングする猫は、早くに母猫と離れたりした仔に多いと聞いた。
そんなの知ると不憫になった。
なるべく遊んでやったり、ケージも使ったりしてなんとか二年経ったころ、少しづつウールサッキングも減っていった。
3歳になるころにはほぼしなくなった。
だがーしかし、今でも油断してるとたまにスポンジやダスターを食べられる。
昨日も久しぶりにやられた。
今朝、ちゃんと吐いて出してたのを確認してホッとする。
ふう、ダスターとスポンジはうっかり仕舞い忘れも多いのでやられてしまう。
ほんともう、ウールサッキングから卒業してくれ。
もっとも美味しいものたくさん食べてるやーん。
おばさん、年取ってきて片付け忘れることもあるんだよ。
うう、のんびり家事させてよ〜。