私は今、猫に踏まれている。
正確に言うと
私が掛けている毛布の上で、猫がふみふみしている。
ふみふみと書くとかわいいけど、いや、実際かわいいけど。
その猫の体重は
⒌4キロ。
あのかわいい肉球が、あばらに刺さる勢いでふみふみ。
これはもう踏まれてるとしか言いようがない。
この猫はうちにいる2匹のうち、最初に飼い始めた猫。兄貴猫。
なんでか、人が掛けている毛布にだけ乗っかってふみふみする。
もう10歳だけども、未だに毎晩する。
毛布の上に布団をかけていると、文句ありげに毛布を出せと前足で催促しながら鳴く。
それも、かわいらしげに鳴く。
何気にあざといのだ。
で、飼い主馬鹿な私は、はいはいと寒いのを我慢して毛布だけにする。
そして、踏まれること10分くらい。
重たいし時には痛いけど、ごろごろいいながら一心不乱にふみふみしてるのを見ると、まあいいさ〜と思う。
さて、やっと終わったようで、今度は満足の毛づくろいがはじまる。
ああ、今日も平凡でよかった。
明日もがんばろう。