たわいもない話

おばさんの独り言

終活する親、しない親

田舎参り終わり。

義実家では今回は口撃は無しの代わりに、庭木の剪定やら田畑の排水の掃除やら。

自分たちで出来ないから、時々色々頼まれる。まあ、責められるよりはまし。

実家の両親は変わりなし。

うちの親は娘ふたりを嫁に出した時に、最後は娘の世話にはならないと決めたらしい。

そして父親の病気がわかった時から、2人でぼちぼちと田畑をやめる準備をしてきた。

ただ、田んぼは売れない。代わりに作ってもらうだけで御の字。(そして山はもっと売れない)

去年はビニールハウスを壊し農機具も大方処分。

父が動けるうちにと、家の中も色々ものを処分して、軽トラで何度もゴミ処理場まで通ったそうな。

片付けの大変さをわかってきたので、あまり物も買わないようだ。

たしかに家の中もすっきりしてきた。

庭木も大きなものは切ってしまった。

剪定が大変だし、落ち葉掃除もしんどいからと。池の鯉は親が死んだら誰それさんにあげてくれと頼まれた。

が、両親の悩みの種は家より田畑と山。

ただでもいいから、だれか田畑と山をもらってくれと言ってる。

私と妹が困るから。

田畑も荒らすと罰金があるらしい。

田んぼの整地に助成金もらってるから、お米を作らなくても雑草生やしとくわけにはいかないらしい。

田舎には田舎の、農家には農家のそれなりの縛りが多い。

そしてお墓。両親がどちらか亡くなった時に墓じまいをしようと言っているが、さて。

うちの親と逆なのが義父母。

何にも手付かず、放置のまま。

そっちは夫と義姉にお願いしよう。

田舎に行くたびに親の体調と共に気になるあれこれ。

無駄な心配はしない、なる様にしかならないと自分に言い聞かせる。

物に執着しない私と妹の性格は、両親に似たのかな。