たわいもない話

おばさんの独り言

なんとかなるでしょう

先日の夫の仕事辞めたい発言から、ぼんやりまた考えている。

夫は、最初に就職した会社に勤続34年ほど。

ここ10 年くらい、辞めたい、辞めてもいい?を何度か口にしている。

実は夫が辞めたい、と言う前に朝のため息が増え、帰宅後のうかない顔を見てて、そろそろ来るかな、とは思ってた。

家のローンがあと3年。

ニートの娘を扶養中。

親の遠距離介護も現実味を帯びてきた。

ほんとは辞められると家計がキツい。

でも。

あの大きな地震に、田舎を襲った豪雨などの災害。

真面目で問題なく就職して独立してくれると思っていた娘の不安障害。

これまた息子の仕事の人間関係からのストレスでハゲ、からの転職。

間に、義父の鬱、実父のアルコール依存症、そして母の鬱。

いろんなことがあって、あまり先のこと考えても仕方ないと思うようになった。

昔は染み付いた貧乏暮らしがイヤでイヤで、通帳にお金がないと不安で、どうやってお金を貯めていこうか、とかそんなことばかり考えていた。

そのくせ、人に後指さされるようなことは絶対イヤで、いいカッコしいだった。

だけど。

いつ、事故や災害で死ぬかもしれず、毎日を命すり減らすように生きてくよりは、贅沢出来なくても、心穏やかに過ごす方がよい。

他人が言う普通の暮らし、普通の家族像に振り回されても仕方ない。

ため息よりも、笑顔の方がよい。

だから。

もー、ダメなら辞めなよ。

なんとかなるよーって

言えると思う。

うん、今度は明るくなんでもないように、さらっと言える。