たわいもない話

おばさんの独り言

時代小説をもっと読みたい

今週のお題「読書の秋」


私の唯一といってよい趣味が、読書。

子供の頃は、家庭が面白くなかったので逃避の意味もあったかも。

でも、読書はよいよ。

現実逃避だけでなく、何かしら自分の中にフィードバックされるものがあるような気がする。


さて、私。

アラフォー頃から、時代小説が好きになってきた。

きっかけは、諸田玲子さんの

「お鳥見女房」シリーズ。大所帯のお鳥見役の一家を、妻として母として守っていく珠代の大ファンだ。

彼女はたくましく明るく強い。

その頃私は、子供の学校や友人関係など、色々気を揉んでいたので彼女のように強く明るい母になりたいと思っていたのかもしれない。


そして、宮部さんの

「ぼんくらシリーズ」

「三島屋シリーズ」など。

宮部さんの時代小説は、人間の情と黒いとこが上手く混ざり合って、善人と悪人がそれぞれ違う顔を見せたらする。人間の業を感じるものが多い。でも、明るいキャラたち、暗さを払拭するシーンも多くて好きだ。

私は宮部さんは現代ものより時代小説が好きかな。

 

それとアラフィフになった今、読書の幅が広がった気がする。歳をとり子供、若者、親世代、老人とそれぞれの世代のキャラたちに共感できるようになったからかな?経験値がモノを言う? 

時代小説は、市井の人々の生き生きとした様子、事に当たる動きや心理も面白いのだけど、これが現代ものだとリアルで身近すぎて思い入れが強すぎたりして、後でぐたっとなる事がある。

私は本にアタッてしまったと思うことにしてるが、時代小説はやはりどこか違うところのお話というクッションが効いていて、そういうのが少ない。

なので、安心して読める。


なんていいながら、石田衣良さんの

IWGP」シリーズも大好きだけどね。あれは、マコトとタカシも好きだけど、マコトの母親も大好き。


なんだかんだ言いながら、これからも、老眼で目をショボショボさせながらでも本は読みたいな。