たわいもない話

おばさんの独り言

「箏曲部」

今週のお題「わたし○○部でした」

中学生の時、図書委員会で一緒になった先輩から部員が足りなくて、と頼まれて入ったのが箏曲部。

お琴なんか、触ったこともなく正座も嫌いだったけど、誘ってくれたのは優しい先輩だったし、幽霊部員でもいいからと言われたので入った。

入ってみたら、最初は顧問の先生が弾く三味線に合わせて、自分も歌を歌いながら桜を弾く練習が恥ずかしくて……。

でも、ほかの部員も大人しい人たちで少人数で細々とした部であった。

お琴は譜面も普通の音符よりも簡単で、音楽嫌いな私でもわかるものですぐ弾けるようになった。

すると俄然楽しくなり、年に一度の町の文化祭で発表会に参加するのを活動目標に毎日それなりに楽しく練習したように思う。

そういえば、私はお琴を弾く時に使う琴爪が好きだった。

指にはめるベルトのような部分にだけ模様や色がついていて、顧問の先生が持ってきてくれる見本から、あれこれと選ぶのが楽しみだったなあ。

今となっては、弾き方も琴柱の置き方もさっぱり覚えてないけど。

懐かしい。