たわいもない話

おばさんの独り言

お墓とヘビとカエル

月に一度、夫と私の双方の実家に日帰りで行っている。

義父母は高齢でもあり持病もある。うちは父親の禁酒の確認兼ねてのご機嫌伺いだ。

 

今日はついでに義実家のお墓掃除をしてきた。

年末はお天気悪いと掃除も大変だからと、めんどくさがる夫をなだめながら行った。

(てか、あんたんちのお墓だよ?嫁に言われんでも進んでしなよ)

 

お盆に雑草を刈り掃き清めたが、山の中のお墓のこと、やっぱり枯葉の山と懲りない雑草で荒れていた。

このお墓は田舎のお墓らしく何代もの墓石があり敷地も広い。

夫と二人で黙々と掃除中、枯葉の中からヘビがニョロんと出てきて逃げて行った。

そのあと、墓石の下の苔むした土くれに生えた雑草抜いてたら、カエルを発掘。

え、もう冬眠?つついても動かない。そっとまた土くれの中へ返す。

ヘビくんは、こういうカエルくんたちを探していたのかしらん?などと思いながら掃除する。

 

天気が良く、動いてたら軽く汗ばむほどだった。

終われば、そよぐ空気まできれいになった気分。

 

義父母はもうこのお墓に三年は訪れていない。

そこの集落のお墓は急な斜面を切り開いて作ってあるので、足腰が弱った義父母には無理。

私たちの代でこのお墓はどうにかしないといけない。

 

いけないけど、それは夫と義姉が相談して決めることだ。

その時が来るまでは、ちゃんとお勤めしますとも。