私は子供二人とも、早くから職場の保育園に預けて仕事復帰した。
兼業主婦の道を選んだのだ。
あの頃はワーキングマザーなんてお洒落な呼び名でなかった。
でも、それは仕事したかったからでなく、知らない土地で親の助けも友達もなく、孤独な環境で子育てすることへの不安があったから。
その頃は、保育園なんて可哀想に、とよく言われた。保育園の子はしつけもされず落ち着きがないから、小学校でこまるわよとまで言われたこともある。
それでも、夫は当てにならず、今で言うワンオペ育児。
きっと私一人では、子供を叩いてしまうようになる。そんな気がしたから私はプロの助けと仲間が欲しくて保育園を選んだ。
今でいう児童館や保健婦さんの相談窓口など昔はなかったし。
職場保育園では、知り合いも友達も出来たし、保育士の先生達にはすごく相談にも乗ってもらい心強かった。
でも、しんどかったなあ。
そんなことを、つらつら思い出しながら一気に読んだ。
【対岸の家事/朱野 帰子】私も兼業主婦だったので、色々刺さる所もあって、途中辛いなと思いながらも一気読み。それぞれの立場が違えども、親子、夫婦、お互いのことを思いやる気持ちは忘れてはいけないなと… → https://t.co/iNClrHFDRc #bookmeter
— ふう (@karanoki) 2019年1月7日