たわいもない話

おばさんの独り言

老いた親の食の好み

母が病んで料理が苦痛になりだしてから

コロナで会うのを自粛していた頃は、常温で保存出来るレトルトのお惣菜などを送ってみたりしていた。

が、会えるようになって行った実家の台所には

私と妹が送ったそのほとんどがそのままで、常温保存のものは、賞味期限が過ぎていた。

それを不衛生だからと処分する私の背中に

母が、父さんの口に合わなくてねえ、と言い訳していたが

きっと母の口にも合わなかったのだろうと思った。

それからは、私の手料理を持参したりもしたが

やはりそれも口ではありがとうと言うが、父も母も箸が進まない。

煮物がメインでも、両親の好みの味ではないらしい。

それからは、きっぱり持参はやめた。

本人たちが好きなものを買って食べる方がまだお互いマシだと思ったので。

しかし、今回の2度目の母の入院で、さすがに市販のお惣菜やお弁当にも飽きそうな父親に、しばらくぶりに私の手料理を持っていこうかと

煮物やポテトサラダなどを作っている。4品くらい持って行ったら、どれか一つくらいは父の好みにヒットしないかなあ〜。