たわいもない話

おばさんの独り言

ひとりで悩まないで

会社の他所の部署の新人さんが、先週から欠勤している。

最初の2日は連絡が取れず、そこの上司や同僚も困惑しながら心配していた。

3日目に体調不良という連絡があったらしいが、今日も来てなかったという。

本当に体調不良なだけなのかなあ?

なんか辛いことがあったんだろうかと、そこの部署の少し仲良しの私くらいのおばさんたちは心配そう。

うちの息子よりも少し年下の彼は、今年の秋からの中途採用で、まだ3ヶ月目だ。

にこにこと同じ部署の年の近い人たちと仲良さそうに仕事しているように見えたけど、本当のところはわからない。

それで、やはり転職して正社員になって3ヶ月目の息子のことが心配で電話してしまった。 いつも月に一度くらいラインするのだが、今日は声が聞きたかった。

かけると、息子の元気だよという声が今ひとつだったので、ほんとうに?と思わず言ったら

まあ、仕事で人間関係とか面倒くさいことは色々あって大変だけどさ…と言葉を濁す。

息子は前職でひとりで悩んで頭にハゲを作りそこでもう無理と仕事を辞めてしまっている。

私たちには転職してからの報告だった。

だから

前みたいに、しんどいことはひとりで悩みを抱え込まないでよ。

どうしても辛かったら、うちに帰ってくればいい。なんで帰ったきたんだとか、言わないから。

帰ってくるところはあるんだからね。

自分のギリギリのとこまで、頑張る必要はないからね。

と親バカ全開で言っといた。

息子は裏方ではあるがサービス業なので、年末年始も7連勤だという。

わかった、じゃ、私が正月明けに会いにいくから。

なんかあったら連絡して、なくてもたまには、そっちから連絡ちょうだいよ、とお決まりのセリフで電話を終えた。

最後は息子もいつもの声の調子に戻っていたし、少し安心。

そして反省。

私も若い人たちに、なんでこんなことに気づかないのよ?と思うことがよくあるんだけど、それを口に出すのはやめとこう。

さりげなくフォローして、その先に気づきがいくようにしてあげなきゃいかんなあ。

息子や娘と思って、見てあげなきゃなあ。

会社の彼も元気になりますように。