たわいもない話

おばさんの独り言

少し泣きそうになった

3ヶ月と少しの入院治療を終え、鬱病寛解となり退院を迎えた母。

迎えに行き、ナースステーションの前で母を待つ間、私は緊張していた。

母はどんな感じだろう、私は何て声をかければいいんだろう?

でも、看護師さんに連れられ、にこにこと穏やかな笑顔で入院前よりも、少しふっくらしていた母を見た途端に

思わず「よかった、元気そうで…」

と声が出た。

前の退院の時は、おどおどした感じがあっておかしいな?と思ったら案の定、それからまた悪くなったんだった。

その時の母とは全く違う。

元気な時の母の顔だった。

なんだかほんとによかったあ、と思ったらちよっと泣きそうな気持ちになった。

そしてまた

実家に着いて

「お父さぁん、もんたよぉ〜!」

と大きな声で玄関を開ける母の声と

「おおー!」とうれしそうに迎える父の声を聞いて、同じく少し泣きそうになった。

ああ、よかったよ。