たわいもない話

おばさんの独り言

辞めどきを見失って

ひとりパート仲間が辞めることがわかってから、わたしにも、ほかの仲間にもさざ波のように気持ちの揺らぎが来ている。

人手不足は解消されないまま新年度が来るようだし。

どうも、テコ入れされる部署に人員が持ってかれ、うちの部署はその煽りを受けているようだ。

長年こんな感じの職場状況にもう無理だと見切りをつけ、転職先を見つけて辞めていく同僚。

偉いなあと思う。

残る仲間も思いに多少の差はあれ、なんとなしに取り残された感がするわ、とつぶやいている。

私も、今まで人間関係でも仕事内容でも、こんなところ辞めてやる!と思ったことは幾度となくあり。

それでも、今さらほかの職場なんてと尻込みする自分がいて。

辞めようとおもえばいつでも辞められるから!と自分を騙し騙し仕事している部分もある。

前は子供がふたりとも大学出たら辞めてやると思ってた。

が、上の娘がまさかの就職出来ずで半ニートのようになり、結局まだ私たちが養わねばならず。

更に辞めるに辞められない。

自分も歳をとり、ほかの職場へ変わるという冒険もしたくない。

そんなこんなで、結局働き続けている。

もう愚痴を言いながら私はきっとこのままここで働いていくんだろうと思う。

辞めどきを見失ったまま、なんとなく。

パートだから会社からもういらないと言われたら、それまでなんだけど。