たわいもない話

おばさんの独り言

母の話

先日、母の話を聞きながら思ったこと。

母は、体調が悪くて気力も湧かず、もう何にも出来なくなって情けなくて仕方ない。

と言う。

色々調べても、多少血圧が高いくらい。

内科の先生に体力が落ちているのと気持ちの問題の方が大きい、と言われすっかり自分は鬱だと思ってる。

母は、自分の実父と実姉を自殺で亡くしている。それで、自分もいつかそんな事になったらどうしようと不安に思っていたらしい。

更に最近、近くにいる実兄がボケてきてる。

正月明けからの父の入院、コロナにこの梅雨の長雨、確かに憂鬱になる要素はてんこ盛り。

でも、私から見れば、鬱というよりは自律神経失調症くらいではないかと思っている。

が、そこで、母の話を否定するとかえって悪い気がするので言わない。

母は、話して気づいたが、今はいたわって欲しい気持ちが強いようだ。

なので、ひたすら今までよく仕事も家のことも頑張ったよね、父さんの断酒のこともあるし、親戚付き合いや近所付き合いも一人でがんばってるし、と褒める。

しんどいと言いながら三食作り畑を見回り、家をそれなりに整えているので、そこもえらい、えらいと褒める。

来週は自らまた精神科を予約したのだと言う。

自分の不安な気持ちを訴えるだけでもいいのだろう。

母が途中、私の顔やつれてないか?おかしくないか?と聞いた。

実際、それほどやつれて見えないので正直に言うと、それならいいと言いながら、少し残念なような顔をした。

うん?あれ、私間違えたかしらん。

でも、父親の方がよほどボケたような顔してるし、何より、娘のメンタル絶不調な時の方がよほど酷い様子だったから、ほんとに母はそれほど様子変わってない事に安心してるのだ。

母は、弱って構ってちゃんになってるのかもしれない。

親が歳を取るというのは、こんなこともあるということだよね。