たわいもない話

おばさんの独り言

親が猫を飼い始めた、うれしくない

父親から猫を飼うことにした、とLINEあり。

近所に住まう猫好きの親戚から、どうも頼まれたらしい。

え?

今から?

先代猫が亡くなってから、特に母親は、生き物は死ぬからもう嫌だと言ってたのに。

もう高齢だから、最後まで世話出来ないと困るし、と言ってたのにー?

勝手に決めたんではなかろうな?

が、それから送られてきた写真には、母親と父親におとなしく抱かれている猫の姿。

もう、これはアレだ、メロメロだ、手遅れだ。

母親も本心から飼いたかったかは怪しいが、連れて帰ればもう仕方ないよねー。

絶対、あの親戚に上手く嵌められたなー。

同じくLINEで知ったと妹からは

「良かったよねー!そんな気分になるまで母さんも元気になってさー」

みたいな明るいノリ。

え?……実は私は反対だ。

79才と77才の夫婦やぞ。

それが今から一才の猫を飼う、その猫を看取るのは誰だよ?

猫がいれば、親が入院や施設に入る時にも気がかりになる。

遠く東京に住まう妹よ、その時、あんたは助けてくれるのかー?

私がまた家に引き取る羽目になったりするんでないのか。

そう思ったが、今更戻せとも言えない。

仕方なく、そうだねえ、かわいい猫だってなあ、なんて返信。

はあ、親が元気に長生きしてくれることをまた更に祈る毎日だわ。