たわいもない話

おばさんの独り言

娘の同級生

先日、娘の小学校の同級生の男の子に会った。

いや、もうしっかり成人男性なのだが。

彼は娘のスポーツクラブで一緒で、何故か私に懐いてくれており、小学校卒業後も、家が近所でもあり合うたびに話しかけてくれていた。

久しぶりに会った彼は、はにかみながら

「結婚して、2ヶ月前に子供が産まれた」と話してくれた。

娘のことには何も触れなかったので助かった。

うちのは相変わらず、バイトと家の往復しかしてない引きこもりですとは、言いたくない。

もしかしたら、噂で何か知ってるのかもしれないけれど。

彼の母親と私は同い年、明るいその人を思い出し

「ご両親も喜んで赤ちゃんにメロメロでしょ⁉︎」

と言うと、そうなんです!

と嬉しそうだった。

……複雑。

私は優しくおばあちゃん、というタイプでないから孫が欲しいとかは思わないけれども。

なんだか、きらきらした彼が羨ましかった。

うちの娘は……、私たち夫婦が死んだら、弟がいるとはいえ、ひとりだわ。

なんだか、想像したら

ちょっと悲しくなってしまった。