たわいもない話

おばさんの独り言

ウールサッキングする弟分猫

f:id:karasi310:20190111194756j:image

 

我が家の弟分猫、5歳、オス。

推定で生後4ヶ月のとき、家の前の道の真ん中で動かなくなってたのを保護した。

(実は、兄貴猫も同じく推定生後4ヶ月のころに、我が家の庭に迷い込み、そのまま一晩居座ったのを保護。)

しかし、この弟猫は困った癖があった。

布を食べるのだ。

布巾、スポンジ、タオル、毛布、こたつ布団、そして服に靴下。

犬がクッション齧るとか聞いたことあったけど猫が?私はパニックだった。

しかも齧るだけでなく、がっつり飲み込む。

ネットで調べて、ウールサッキングというのだと知った。

動物病院で相談しても、ネットで見ても環境整備が一番だと。

おかげで、服の脱ぎっぱなしも家族でやめ、洗濯物は取り込んだらすぐ畳んでタンスへ。

台所も布巾はやめて使い捨てダスターへ。

スポンジはシンク下へいちいち隠した。

手拭きタオルは高い所へ吊った。 

クッションも座布団もやめた。

おかげで部屋はどんどんシンプルになった。

こたつ布団は、齧られた所を繕ってたらパッチワーク柄になったっけ。

毛布は今でも少し穴が開いてる。

そして、食べた布を排泄するか、吐くまで心配もした。腸で詰まったら手術だ。

しかし、布を飲み込むだけあって食道も腸も太いのかいつも詰まらず、吐くか出した。

でも、えづきながら苦しそうに吐く様子は見てて泣けてきた。

ウールサッキングする猫は、早くに母猫と離れたりした仔に多いと聞いた。

そんなの知ると不憫になった。

なるべく遊んでやったり、ケージも使ったりしてなんとか二年経ったころ、少しづつウールサッキングも減っていった。

3歳になるころにはほぼしなくなった。

だがーしかし、今でも油断してるとたまにスポンジやダスターを食べられる。

昨日も久しぶりにやられた。

今朝、ちゃんと吐いて出してたのを確認してホッとする。

ふう、ダスターとスポンジはうっかり仕舞い忘れも多いのでやられてしまう。

ほんともう、ウールサッキングから卒業してくれ。

もっとも美味しいものたくさん食べてるやーん。

おばさん、年取ってきて片付け忘れることもあるんだよ。

うう、のんびり家事させてよ〜。