女が多い職場あるあるなのかもしれないが、気に入らない人の悪口や愚痴を、こっそり横に来てささやいていく同僚がいる。
例えば、コピーをとっているとき、シュレッダーかけている時、備品を取りに倉庫へ行った時、トイレで一緒になった時など、あ、来たなと思うが
まあそれを無視するわけにもいかず、ふむふむと聞くともなしに聞く。
出来れば避けたいのに、上手くかわせない。
厄介なのは、私にもそれに共感する部分があるってこと。
愚痴や悪口の内容も、正規職員なんだからもっと仕事してよとか、休憩も職場の雰囲気読んで行ってくれとか、電話くらいとれよとか、本当にもう些細なことなんだ。
だけど、わかるって思うところもあるのだ。
そうやってつらつら私に囁く彼女の顔は歪んでいる。
でも聞いている私の顔も、きっと 似たようなもんなんだろう。
あー、嫌!自分が嫌!