一晩たって、昨日の朝起きてきた息子は
鼻水、くしゃみ、涙目と猫アレルギーが出ていた。
そうだった、こいつ
猫を吸うほど好きなのに、猫アレルギーなんだった。
慌てて、まだ残っていた薬を渡す。
ティッシュを抱えてぐずぐす言いながらも、空いてる手で猫を撫でるのをやめない。
あー、猫かわええ。お前、つやつやだなあ、と猫に話しかけている。
息子は童顔で、痩せたこと以外は昔とそう変わらない。
1年近く会ってなかったけど、そうしているのを見ると、ふと昔に返ったような気がした。
気が弱いくせに、頑固な面もあって、思春期にはすれ違いも多くて悩ましい日々も送ったなあ。
息子、今日は自分のアパートへ戻る。
仕事なあ、やめて欲しくないけど、辞めるんだろなあ。
…色々ありそうだけど、なんとか元気でやっておくれ〜。